ロックとは

ロックとは

音楽っていうひと括りにすると、何故か怒られる

音楽に対してのこだわりは個人によってとても思い入れが強いもの、誰もがそれは重々承知の上だ。好きなんだからそれで留めておけばいいものなのだが、人というものは何たる傍若無人を発揮することもあって、全く興味のない音楽を積極的に推してくる、ちょっと迷惑な人がいたりする。正直なところ、こういう人に遭遇したくないと、個人の趣味なんだからそこまで自分の好みを推し進めなくてもいいのではと、常々思ってしまう。筆者も時々面倒な人に遭遇したこともある、それも身内からだ。身内といっても結局個体としてみれば全く異なる存在であって、その全てが同一であることにこだわりを求めるのはおかしいだろうと、そんなことを昔は考えていた。だが家族という縛りが存在していたため、自分の聴いている音楽に対してボロくそに非難したり、自分の聴いている音楽は素晴らしい、自分が聞いている音楽は人生のためになるんだから絶対に聴くべきだ、といった感じに振舞ってくる。

分かってもらえるだろうか、本当に面倒な人間が身内に存在しているため、何かと物申しをする事が出来ないときだったこともあり、ただ聞き流しているだけに留めていた。そこで終わればいいのだが、聴いているのか確認するために色々と聴いてきたりしてきたこともあったが、時間の経過と共にそうした感傷が無くなっていったので、ようやく何を言われようとも音楽を楽しめると心から安堵した時期もあった。

こういう筆者の体験談からも推測できるように、音楽というジャンルは非常に繊細かつ微妙に難しい問題をかもし出すことになる。それも自分が好きなジャンルが何かと取り沙汰されるようなことになればなおのこと、何処かしこで議論が交わされるほどだ。またそうした音楽への個人が持つ強いこだわりから、音楽なんだからとにかく1つにまとめて紹介すればいいのでは無いか、などといってしまうとそれこそ面倒くさいことになりかねないので注意しよう。愛好者からすれば音楽といっても、自分が好きな音楽の形が定まっているがためにとにかく他人を巻き込んでドンドン自分以外にもこの音楽を好きでいてもらいたいという思いが加熱するようだ。分からなくもないが、やりすぎは返って禁物。

そうした中でとにかく問題を巻き起こすのが、音楽の中でも一般的に考えるとしたら恐らくあらゆる音楽的知識がないと正直定められない『ロック』というジャンルについてだ。この音楽ジャンルほど複雑怪奇な内部構造をしているといってもいいだろう、一重にコレが正しいロックミュージックという観念もなければ、現実のものとして定められた形も存在していない。そういった意味で何かと白熱した展開が出てくる、そんなロックミュージックについてここから考えて行こう。

本題に移る前に

ロックという言葉を何気に使用しているが、そもそも『rock』という英単語が何を意味しているのか、考えた人は多いと思う。今でこそ意味として音楽ジャンルの1つとして分類することが出来る言葉だと認識されているが、元々の言葉の意味を辿ってみると音楽という意味に留まっている訳では無い。

ではrockという英単語は元々どんな意味なのかというと、

・rockとは ― 『信頼性が高い』・『凄い』・『似合う』

元はこんな意味を含んでいる言葉となっている。そうして考えるとロックミュージックはとても素晴らしい、もしくは凄い音楽で有ると表現することが出来る。信頼性という点については甚だ疑問に感じる点ではあるが、そこまで気にすることでもないだろう。意外と意味を模索してみると想像していたような激しくも、どこか暴力染みた意味を含んでいるのかと思ってしまうこともあるかもしれない。こうした言葉の意味を考えると大半は予想とは異なっているものだ、そういう意味ではあまり先入観を持たずに言葉だけの意味で捉えれば意外と本質は正統派なところは根強いのかもしれない。

ただこのロックという言葉は元から1つの単語として存在していたわけでは無い、ではこのロックという言葉が何処から来たのかについては、知っている人も多いだろう。その言葉とは『rock and roll』というもので、こちらも現在ではロックミュージックを指しているが、少し前だったら全く異なる言葉を意味している。かつては『ゴスペル音楽』・『ブルース音楽』などを指していたというのだから、何ともややこしい世界だ。

ただまぁ言うなれば、本来の意味を踏まえて普段から何かと音楽について語っている人の言葉をじっくりと考察してみると、

・例『最高にrockだぜ!』→『最高に凄いことだぜ!』

的な意味合いとなるわけだ。こうしてみると多用している人というのは、実のところこうした本質をキチンと知った上で使っていたかどうかは分からないが、大部分の人はキチンと意味を理解して使用しているのだと信じておこう。ただ言葉遣いとして考えてもrockという言葉があまり行儀のいいモノでは無いのは誰もが理解できることなので、あまり頻繁に使っていると精神年齢的なものが中学二年生レベルで停滞していると思われてしまうので、注意したい。


ロックミュージックといえば

ロック、ロックミュージックという音楽について改めて考えてみると、演奏スタイルとして想像が付きやすいのはやはりギターだろう。それもでアコースティックギターのような伝統と格式を持っているものではなく、科学技術が想像された後に誕生したエレクトリックギターは必須なところだ。こうして世間的に少しずつ愛好者を増やしていき、やがて世界的アーティストを輩出するほどの音楽ジャンルへと昇華することに成功した。

ここで凄い、まぁいわゆるロック(笑)なことといえばこの音楽ジャンルが一般大衆向けとして進化した点については、素直に賞賛するところだ。偉そうなことをいっている感じはするかもしれないが、音楽というジャンルは確かに私達の生活にとって身近な存在ではあるが、それでもやはり個人の好みというものに分かれてしまうため、必ずしも誰にでも受け入れてもらえるモノでは無い。そういう意味で音楽として、それこそ長い伝統と作りこまれた楽曲の世界観を楽器でのみ表現するクラシック音楽に関しては、かなり個人差が出るだろう。

筆者も正直なところクラシック音楽をそれほど聞き込んでいるわけでは無い、ただそれをピックアップしたアニメ作品を視聴したときには、興味が沸いたので劇中で使用された楽曲について難曲か調べた事はある。ただこれに関してもそれなりに年齢を積んだ頃の話だ、恐らく学生時代ではクラシック音楽を耳にしたら演奏が始まって10秒ぐらいで深遠の淵、要は睡眠視聴へと移行していただろう。そこまで詳しく、偉そうに楽曲に対して上から目線、ここのところのフォルテッシモが素晴らしいといったようなエセ発言をすることもない。ただ漠然と音楽を聴き入っているだけでそれなりに楽しめるほど、クラシックに対しても興味を持つことが出来るようになった。

別物と考えた方がいいだろう

ただクラシックとロック、この両者の音楽ジャンルに関して言えばまるで正反対だといえる。前者に関しては壮大さをかもし出すために基本オーケストラで演奏することになる、ピアノのソロコンサートも開催されていることもあるが、コンクールでもない限りは一人のピアニストがリサイタルを開催することも早々ないだろう。もちろん音楽として素晴らしいものである事は言うまでもない、ただ後者に関していえばこちらはそれなりに電気などの設備が整っていればかなりド派手な演奏を響かせることが出来る。

音楽という本質については立ち位置はそれほど変わりないと見ていいが、それでもクラシックとロックはかなり違うだろう。改めて定義づけしてみようかと考えてみたが、物凄い偏見交じりの言葉になってしまうが、『伝統性』と『大衆性』という違いとしてみると分かりやすい。それぞれの音楽にある良さを最大限演奏することにはなるが、こうした音楽によってもたらされる性質を考えると、どこか情緒溢れる音楽を楽しむか、それとも興奮という感情に煽り立てられながら一時の感情を堪能することがロックという音楽を固定するには最適な言葉ではなかろうか。

まとめると、好みなんだからそこのところは個々人で楽しめれば良いということで話を付けておこう。