ルーツとして

ルーツとして

それなりに古い歴史を積み重ねられている

ロックンロールという言葉から派生されたことで登場し、現在までに1つの音楽ジャンルとして確立されているロックだが、ではその起源について改めて分析してみると、音楽としてその体系を形成するための基盤が出来上がったのは、1940年~1950年頃に登場することになる。それでも全くないところから創造された画期的な音楽ということでは無い、もちろん参考にしたジャンルがキチンとある、それが『R&B』と『カントリー・ミュージック』の両方だ。この2つを合わせることによって誕生したのがロックミュージックと考えられており、そこから独自に進化していった結果として、多くの人に親しまれるものとして大衆性を纏っていった。カリスマ性については音楽として一つ一つ踏みこんでいったことによって積み重ねられていくわけだが、この点については身に纏える人はそれほど数は多くはないだろう。

またロックを楽しむコツとしては、原形となった『ロックンロール』から分析すれば醍醐味を理解できるかもしれない。どういうことか、それは言葉を紐解いていくと少しずつ面白い事が分かってくるので、順々に話をしていこう。


物理と精神を表している?

まずは言葉からロックミュージックの楽しみ方を学んでみようと思うが、それを読み解くには『ロック&ロール』から考えていけばその手がかりを見出せるだろう。この言葉は意訳すると、『揺れて転がる』というものになり、さらにロールに関していうなら『転がる石に苔は生えない』ということも出来るという。これらが意味している事は、まずロックが『物理的』な面で音楽性を表現し、ロールは『精神的有様』を表現しているという。コレの指し示すところは『音楽的要素と精神的要素』が1セットで組み込まれており、音楽として、また感情に訴えかけるものとして楽しむ、といったような二種類の楽しみ方が出来るというのが、ロックの楽しみ方だと考えられている。

こうした要素はあらゆる音楽に関して当てはまるところはある、クラシックに関しても表現される楽器の音色のハーモニーを味わうことを目的としている一方で、作曲された楽譜に込められたメッセージを演奏者が楽器をもってして音楽という言葉に乗せて、聴衆として立ち会っている観客の心に届けるために奏でていると、そんなところを楽しむべきポイントとして挙げている。

実際に耳に入れることで感情を煽られて興奮を体で表現して歓喜する一方で、演奏中の音楽書け受け取るメッセージ性を受諾することこそ、ロックを楽しむためのコツであるという。分からなくもないが、メッセージといってもそれが何をどのようにして受け取るかは、かなり個人差が出てくるところだ。というより、ロックミュージックという音楽ジャンルの中で奏でられているものの中には、それこそコレは本当に唄にしても問題レベルだろうか、もしくはどう考えても悪影響をもたらしかねないサイコケデリックな音楽もある。それらを全て真に受けていたら、恐らく音楽というより世界そのものが崩壊しそうな勢いだ。

様々な音楽を取り込んでいく

ロックミュージックというものがR&Bとカントリー・ミュージックという2つの音楽を基盤として形成されたものである事は、根本的なルーツとなっている。その後様々な音楽家たちによって更なる独自の進化を果たしていくこととなる。クラシックとの違いとしてはそうした変貌性という部分でも大きな意味合いを持っている。どういうことか、それは一重にロックという音楽が必ずしも先に紹介した2つをルーツと『していない』音楽もあるからだ。

具体例としてあげてみると、ジャズをベースとしているものも有れば、中にはなんと全くの異種属性となっているクラシックを取り入れているものもある。ロックにクラシックを取り入れるというのは中々に大胆不敵なことをしているといえるが、クラシック業界で長年携わっている伝統と格式を重んじている人にしてみれば冒涜といってもいいほどの蛮行だと見なしているのが目に見える。

こうしたあらゆる音楽を体系として組み込むことで、それまでになかった斬新かつ洗練された別個の音楽として創造されるのは、ロックミュージックというものの強みだ、ではこうした部分をクラシックが取り込んでみたとしよう。綺麗な演奏ホールでシューベルトの楽曲にドラムやらギターやらを導入して粗暴すぎる音楽をしようものなら、どうなることか。まぁ興味はあるが、さすがにしていい事と悪いことはあるだろうから、そこまで詳しく突っ込まないでおこう。ただコレで1ついえるのは、古い歴史を持っているクラシック音楽にとって、『古典』という要素は欠かすことは出来ない、現代期に作曲された楽曲もそうした文化的要素を排除して作曲されるといったことをするなら、それこそクラシック音楽業界で長生きして行くのは少々難しいだろう。

ロックミュージックと呼ばれる音楽はあらゆる音楽の可能性を取り込むことによって、そして演奏する人間達の意志と技術を持ってして、コレまで誰も見たことのないような音楽を作り出すことの出来る真髄を持っているともいうべきだろう。しかしそうした中で求められるのは何者でもない、演奏者の思いがメロディーと共に乗せられているのだけは、間違いない。

だからこそ、定義は難しい

あらゆる変化を望めるカメレオンのようなものがロックだが、だからこそ一個体として定義するのが難しい音楽ジャンルであるとも考えられている。ここまで来るともはや面倒な問題へと発展しかねないためあまり深入りしないようにするが、多様性が望めるというのも問題があることを理解してもらえたら幸いだ。そういうことでも、ロックという音楽は好みを分けるものだと述べるべきなのだ。