総合的な特徴

総合的な特徴

基本スタイルとしては

改めて考察してみると、中々にし甲斐のあるテーマなのかもしれないロックだが、次はとても基本的なロックサウンドを奏でるために必要なバンドスタイルなどを含めた点について考えていこう。ロックミュージックを奏でるためのポイントとしては、共通して『電気』を使用していることが前提だ。アンプを使用することで音を拡張させることにより、コレまでになかったギターサウンドを生み出すことが出来るようになる。こう考えてみるとなんだか凄いものを開発したなぁと改めて思ってしまうところではある、実際に生バンドの演奏を聞いて心底惚れこんでしまったと言う人がいても何らおかしなことでは無い。録音された演奏よりも実際に聞いてみて、感じたものと比べてしまうとあの感覚をもう一度味わいたいという人が続出するのも、頷ける。いまだに一部では熱はあるが、バンドブームとして日本を初めとした世界的に多くの人々を沸騰させたという点については、クラシック音楽を始めとした古典音楽にはなかった点だ。誕生したのは20世紀中頃となっているため、どちらかといえば現代で誕生した音楽と認識して問題ないだろう。

話が少しそれたので軌道修正すると、ロックミュージックを演奏するためには『バンド』を伴い、演奏する楽器には『エレクトリック・ギター』と『エレクトリック・ベース』、『キーボード』に『ドラムス』の4つを基本としたものがベースとなっている。ここへさらに楽器を追加することもあるが、その中にはクラシック音楽で当然のように利用される、オーケストラの代表格『バイオリン』なども、昨今で使用されることはしばしば。そもそもエレクトリックギターがバイオリンに電気で音を拡張させたものをベースとなって開発されたというのだから、意外というか妙に納得してしまう誕生経緯だ。


バンドとオーケストラについて

ではここで少し気になるというか、問題提起というほどでもないがロックミュージックに欠かすことの出来ないバンドについて、考えてみよう。バンドというのは主に複数人で構成されているものなのは言うまでもないが、同じ様な物はクラシック音楽にもある、かしこまっていうこともないが『オーケストラ』だ。こうして考えるとバンドは『ロックにおけるオーケストラ』だという風に筆者は分析している。もちろん厳密に考えればそんなことは無いのだが、構成として考えれば違うところはある。

ではどのように違うのかという点だが、やはり『演奏者の数』だろう。バンドの場合、電気によって音を拡張させるため大人数の演奏者を用意しなくても重厚とした音楽を表現することが出来る。同一の楽器を演奏する人間は何人かに増やすこともあるが、多くても最大で5人~6人が定番の人数といえるだろう。ここでいうところの人数にはキチンと『楽器演奏をしている』事が条件だ、一時期バンドにラッパーが紛れ込んでいるバンドが盛んだったが、ラップも技術としてみれば凄いことは認めても、楽器を演奏しているわけでは無いため、定義という面で考えればボーカルと同様と見ていこう。

そしてクラシック音楽で活躍する『オーケストラ』だが、こちらは人数は数十人で構成されているのを基本とする。ここまでの人数が多い理由として、電子機器を利用していないという点が大きく関係している。そのため何人もの演奏家を用意しなければならず、どんなに少なく見積もっても楽曲に合わせた最低限の人数を削る事が出来ないため、『20人』は必要だった。ただコレはかつてのクラシック音楽のオーケストラの人数としては少ない方で、なんと一時期はオーケストラでも数百人という、もはや桁外れな音楽のを期待することが出来る構成だったという。合わせるのが一苦労だなぁと思ってしまうが、その点はいいだろう。

電気を利用するのとしないほう、どちらがいい?

人数の構成上を考えればどちらが音楽然としているのかという問いをすること自体が不問だろう、どちらもれっきとした創りこまれた音楽となっているのは言うまでもない。ただ人数として構成されている内容を考えれば、やはり本質的な部分では求められている音楽を表現するのに必要な人数を取り揃えている。人数という点からバンドが遅れを取っているように見えるが、こちらには電気を利用して音を広げる役割を機会が担っているため、それこそ20人規模を基本としたオーケストラに負けない音を楽しめる。

だがオーケストラの、大人数で同様の学期を同時に奏でる演奏を見てしまうと、楽器本来が備えている深みと純粋に、機械色が混ざりこんでいないのがオーケストラの強みだ。もちろんバンドも電気を使用して音を拡張させ、電気を用いることしか表現できない音楽を楽しむのも一興だ。クラシックにはクラシックの楽しみ方、バンドを引き連れたロックにはロックの楽しみ方があるが、どちらとも人気を呼んで、どちらが優れているかといった点は答えられないだろう。

唄が混ざる

ロックミュージックとクラシックの違いとしては、ボーカルが必ず存在しているかどうかだろう。クラシックでもオペラであれば歌手は存在するが、毎度のことでは無い。ただロックを演奏するバンドでは必ずといっていいほどボーカルがいる。歌う内容についてどうこういうことでは無いが、ロックミュージックに乗せて奏でられる音楽は独特すぎる部分がある。そこには愛を歌っているものもあれば、時に反社会的な内容で世界すべてを敵に回すような内容となっている楽曲もあるが、どういったものを好みにするかはここでも好き嫌いが分かれるところだ。

大まかにロックというものの特徴について紹介したが、このようなものだろう。ただやっぱりどこか曖昧な部分があるのはもはや仕方のないことなのかもしれない。