根本的な音楽として

根本的な音楽として

音楽の起源は

ロックという音楽の原点ないし起源を探ってみると、とても奥深いものだという事が理解できるだろう。幾重にも枝分かれし、さらに独自に進化することで様々な音楽を生み出していったことで、更にその知名度を飛躍的に伸ばしていったことも有名なところではある。ただ忘れてはいけないのが、こうした音楽は元々の起源としてその始まりは古代期にまで遡って話をしていかなければならない。

ここで質問なのだが、音楽は古代の時代から登場していたと考えられているかについてどれだけの人が答えられるだろうか。教養として既に知っているという人もいるかもしれないが、少し改めて考察してみたい。

元々の音楽と呼ばれるものはいつ頃誕生したのかははっきりとしたことは確かでは無い。ある種の説として考えられているのは、

  • 1:小鳥のさえずりといった動物達の鳴き声を真似していた。
  • 2:歩行しているとき、また石器を作っている最中にリズムが生まれた。
  • 3:遠くに信号を伝える時に音を出したものから楽器が生まれた。
  • 4:雨乞いをするときなど、願いを強く表したときに生まれた。

こうしたところが説として挙げられている。ただこれらの説もそこまで確かなモノでは無いものの、世界各国には古代の時代から音楽と呼称されていたかは定かでは無いが、その歴史においてキチンと存在していた事は確かなことだと伝えられている。


供物として捧げられていたことも

音楽というより、楽器を演奏するという概念こそ中世頃から人間としての文化がキチンと存在していることからとなっているが、歌う行為についてはその歴史を紐解くのは正直難しいだろう。それこそ先に紹介した起源のひとつでもある、動物の鳴き声を真似しているところといったような起源へと繋がっているはず。しかし古代期における文化と世界で歌とは、大衆を喜ばせるために用いるものではなく、天上に存在している神へと捧げる供物として用いられていた。

供物という考え方の話になると想像しやすいのは古代エジプトは一番手頃なところだ、極端かもしれないが古代で何かと儀式めいたことをしていたという印象がとりわけ強いという印象を、筆者は持っている。日本でも古代期では邪馬台国にいた卑弥呼という巫女はいるものの、どちらかといえば卑弥呼はシャーマンだと言われていたため、あまり歌っている印象がない。それに比べると古代エジプトは、どの国よりも儀式に対して盛大な盛り上がりを見せていたのではと、そんな風に思える。

実際、古代エジプトには紀元前3000年ごろには既に楽器を用いて音楽を演奏していたというのだから、どれだけ最新だったのかと驚きを隠せない。実際、ピラミッドには様々な楽器が発掘されており、また楽器を演奏している様子が壁画にも記されているなど、その頃から古代エジプトでは音楽という物が存在していた事が証明された。また象形文字で書かれた現代で言うところの楽譜に似たようなものまで発見されているため、恐らく決定的ともいえるはずだ。

供物としてではなく、大衆向けとして

音楽、特に供物として捧げられるものだった歌がいつ頃から大衆が楽しめる娯楽の1つとしてその形を形成していったのかについては、場所と時間は変わって古代のギリシアへと話が移る。かくもさながらその後の歴史において重要すぎるほどの文化的遺産を数多く輩出し、数多の偉人が誕生するきっかけを作り出したといって過言ではない。その頃でもギリシアにとって音楽とは学ぶべき教育の一つであると考えられ、その関係から音楽については教育を受けていたものにとって必要最低限の技術と知識を獲得しなければならないものだったと見ていいだろう。この時代から、この国にとって音楽はただ演奏するためのものではなく、理論として研究が行われていたものだったことも、明らかになっている。

またこの音楽の流れで一番有名なのは、当時結成されていた演劇による合唱隊だ。この合唱隊の存在こそ、後に続くオペラへと続いていくこととなる。


系統として見てみると

音楽が生まれた経緯を調べてみるとその起源となる部分は諸説あるとしても、誕生してからの経緯について考えてみるとどうにも興味深いのはいうまでもない。ロックと呼ばれる音楽はその本質を一言で述べるならば、『訴え』というところにある。理不尽な世界、また大きすぎる世界でどうしても自分という存在が小さく、自分というものが社会の中でどうしても埋もれがちになっている、その中で自分達の意思をないがしろにして、圧倒的な力で世論を動かしている世間に対しての反逆、抗議をするために用いられているのが、ロックという音楽の本質だ。

そこにはただ非常の叫びとも嘆きとも取れる思いが込められていた。

ただそんな世界に対しての訴えとして、常識から外れた行動を起こしてしまうという歌手が登場し始める。それこそロックという音楽と麻薬というものの密接な繋がりが浮き彫りになってくる話に繋がる。そういう話で行けば日本の音楽業界でも歌手として活動している人の中に麻薬に手を伸ばして逮捕された事のある者もいる、最近では超人気デュオの一人が逮捕されて大きな話題を集めたが、麻薬が絡んでいるとなれば、どうしていい印象を持つ事はなかなか難しいだろう。

元は確かにその流れは何処までも等しく、そしてどの音楽にも通じていたはずだったが、いつしかロックというジャンルに関してだけは、業界としての視点で見ればあまりよろしくない方向へと流れてしまったと感じなくもない。間違っているわけでは無いが、正しいとも言えない、ロックという音楽の難しさを実感する瞬間だといえるだろう。