パンクとロックの違い

パンクとロックの違い

ロックから派生した音楽

ロックを定義づけするとなれば非常に難しい事は分かってもらえたはずだ、中には『定義なんて存在するわけないんだバカヤロウ!』といったような乱暴すぎる発言をしている人もいるが、そんな事はまずありえないとここではルールとして用いているため適した答えになっていない。色々と物議が噴出することになる話題だが、そんなロックという音楽の中でどうしても筆者的に分からない音楽ジャンルがある、それは『パンク』と呼ばれる音楽についてだ。

『パンクミュージック』などともいわれることもあるが、そもそもパンクって何ぞや?と疑問に思う人はそう少なくは無いだろう、ということで定義として考えられている言葉を引っ張り出してみると

、こう考えられているらしい。

・アメリカはニューヨークのボヘミアン的なロック・シーンで、反社会的な内容の楽曲が沢山ある

という風になる。要はかなり過激な内容をしているということだ、ここで使用されている『ボヘミアン』とは元々西スラブに居住している民族のことを意味しているもので、彼らの生活スタイルから『自由奔放さ』という意味合いとして利用されているという。分かりづらいったらありゃしない言葉だ、子供のころに親とカラオケに行ったらとある歌手に『ボヘミアン』という楽曲を歌っていたので、子供ながらに面白い言葉だけど、なんだろうなぁと常々感じていたがそういうことかと、違う意味ですっきりしてしまった。

まぁとにかく、音楽の中でもかなり自由に、それも自分が思い描いている世界観をこれ見よがしに、体裁もへったくれも全て切り捨てて歌い上げているのが『パンク』と呼ばれているものだ。ここからはそんなパンクについて、もう少し考察を加えながら見ていこう。


パンクの種類

パンクといっても、この音楽はロック調の音楽から派生したものとなっているので、ロックというジャンルからいえば『パンク・ロック』というものが正式名称となっている。そんなパンクについてだが、その種類を調べてみると中々沢山存在しているようだ。

ポップパンク
まずは『ポップ・パンク』と呼ばれているモノで、一般的にメロディアスで聴きやすい音で構成されているのが、この音楽の特徴となっている。反社会的な内容を取り上げる事が多いパンクでありながら、大衆音楽色を濃く映しているためグリーンデイとして大きく広まっている音楽でもある。
メロディック・ハードコア
次に紹介するのは『メロディック・ハードコア』と呼ばれるモノで、音楽的には先に紹介したポップパンクとハードコアの中間的な内容となっており、軽すぎず、重過ぎない曲調をしているのが特徴となっている。つまりは堅実な音楽性を垣間見ることができるということだ。
スカパンク
続いて紹介するのは『スカ・パンク』と呼ばれるモノで、元々疾走感のあるパンク調の音楽にスカビートが融合し、ホーンなどの金管楽器をバンドの中に取り入れて奏でている音楽がこのジャンルの特徴となっている。
ハードコア
この音楽はある意味独立しているといっても過言では無い音楽だが、その派生としてパンクから誕生した新たな可能性を秘めた音楽が、この『ハードコア』と呼ばれる音楽だ。音の特徴として、基本的なパンクよりも激しく、そして過激に仕立て上げられた曲調がこのジャンルの最たる印象となっている。
パンク・ロック
そしてこちらがそもそものパンクの本流であり原形である、『パンク・ロック』が全ての始まりとなっている。先に紹介した音楽もここから枝分かれするように派生したものとなっている。音楽としての特徴には、技術といった面をまるで意識していない疾走巻溢れる音楽なのがこのジャンルの特徴だ。現在では聴きやすいように音を加工しているため、まだ誕生したばかりの頃は雑音しか聞こえないものもあるが、大本としてのパンクロックの原形となっているので、一度は聴いて見るといいだろう。
ポスト・パンク
パンクの流れを組んでいるものの中で、1980年代に登場した新たなパンク音楽のジャンルなのが、この『ポスト・パンク』と呼ばれるものだ。ただ同時に発生したニューウェイブと混合される事が多いため、詳しい音楽スタイルとして紹介するのは難しいという、ある意味残念な音楽となっている。
エモ
名称は『エモーショナル』から来ている音楽で、こちらもパンク系のジャンルとなっている。派生スタイルとしてハードコアの流れを汲んでおり、別名『エモコア』とも呼ばれている。音楽の特徴は言葉の意味が指し示している通り、哀愁・切なさという音楽が多数存在している、ロックという音楽ではかなり異色な存在だ。

日本でも爆発的なブームを巻き起こしたパンク・ロック

パンクという音楽は日本でもそれなりに流行したが、特に爆発的にこのジャンルが盛大なほどに盛り上がりを見せたのが、2000年代のことだ。ただこの時代の日本で流行したパンクは、反社会的な過激かつ苛烈な内容の歌詞を取り入れたものではなく、音楽性はそのままにして現代調の歌詞で綴られたものとなっている。そのため詳しく言えばパンクとは言えないのだが、売れてしまったという事実を考えれば、今ここで何をいったとしても意味はなさないだろう。

筆者はその頃の音楽は世代だったため、よく耳にしていた記憶がある。中には印象的な音楽もあったが、歌詞のことを考えてみると確かに世間に対しての鬱憤をぶちまけている、宣戦布告をしているかのような内容をつづっている物はなく、どちらかといえばこんな時代だけど頑張って闘って行こうという応援ソングとも言えるような内容のものが多く見られた。時代のことを考えれば、無用な喧嘩を吹っ掛けるような歌詞をしている曲はあまり人気を呼ばないのかもしれない。